菅原病院 漢方
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漢方とは??

漢方診療とは?
漢方診療とは、漢方医学的な病態把握に基づき、 漢方薬を用いた治療を行うことです。

漢方薬とは?
漢方薬とは、複数の生薬を組み合わせたもので、何千年という中国における歴史の中で、 様々な症状に合った生薬の組み合わせが生み出されてきました。
それらを元に日本の環境により合うように発展したものが漢方薬です。 現在ではエキス剤と呼ばれる医療用漢方製剤が主流で、顆粒状で使用しやすく飲みやすく改良されています。

漢方の特徴

漢方薬と新薬

漢方薬と一般の西洋薬に違いはあるのでしょうか?
西洋薬漢方薬
有効成分が1つ複数の生薬
切れ味が鋭く、即効性がある利き方がマイルド
1つの症状や病気に慢性疾患や全身的な病気に
西洋薬は特定の病気を治すために作られており、一つの薬で1つの症状を治療します。
それに対して漢方薬は複数の生薬が組み合わさったものなので、1つで複数の疾患に効果があったり、また1つの生薬によってもたらされる弊害 (副作用)をフォローする効果のある生薬も同時に入っているなど、人間を全身で捉える傾向があります。
西洋薬は単一の薬効をもち、その効果も大きい反面、その薬の反動(副作用)もまた心配されるところです。
それに対して漢方薬は天然由来の生薬は効き目が優しく、また反動に対応した補助的な生薬も含まれており、 副作用が気になられる方に適しています。

オーダーメイド治療

漢方薬は一人ひとりのタイプに合わせて使い分けています。
漢方には「同病異治」「異病同治」という言葉がありますが、病気は同じでも、その人の体質や状態に合わせて別の漢方薬が処方されます。
その一方で、違う病気に対して同じ漢方薬が処方されることもあります。 これは漢方薬が単に病名だけで診断するのではなく、その人の体調、体質、状態、これらを漢方では証と言いますが、証をみて最適な漢方薬を処方します。

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院長 菅原謙三

漢方がとくいとする病気

アレルギー性疾患

アレルギー症状とは免疫異常の状態を指します。 
埃やダニ、スギ花粉といったアレルギー症状の原因となる物質が体内に入ることで、免疫細胞が過剰に反応することにより慢性的な炎症が起こります。
それにより気道や鼻腔内が過敏に反応するようになり、わずかな刺激で咳やクシャミ、鼻水が起きます。
西洋薬はステロイド剤、気管支拡張剤、抗アレルギー剤、抗生剤、消炎剤などにより症状を抑えることを目指します。 但し、アトピー性皮膚炎に対してステロイド軟こうを長期間使用を続けることによる副作用が問題として取り上げられるように、それだけでは十分ではないと言えるでしょう。
それに対し漢方医学ではまず自然治癒力を回復させることを第一として、その上で体内にたまった毒を外に出すことで治療します。
漢方医学では体質の改善を含め、根本治癒を目指すところに特徴があります。


慢性疾患

高血圧や糖尿病など、なかなか治らない長い治療が必要な病気に対して漢方薬は効果的です。 
西洋薬では血圧を下げたり、血糖値を下げることはできますが、それによって生まれる倦怠感や頭痛、食欲不振などの弊害や、長期間の薬の使用が身体に負担をかけることもあります。
漢方薬はバランスを元に戻し身体の免疫力を高めて体質改善を促す効果があり、症状の根本治癒を目指します。そして慢性疾患に対しても効き方がマイルドのため長期間使用しても身体に対する負担は軽いことが特徴です。

院長 菅原謙三

体力の低下

職場のストレスなど、普段から心身ともに疲れを感じる方多いのではないでしょうか?
また、なんだか調子がおかしいと思い検査をしても「異常なし」そんな経験のある方いるのではないでしょうか。
このような原因が特定しにくい症状に対し、西洋医学では明確な診療方針が確立されておらず、対処しづらいと一般的に言われています。
漢方医学では気力、元気、活気といった生命エネルギーを「気」と呼び、 この気が足りない、低下していることは、重大な身体のバランスの乱れだという独特の病気の捉え方があります。
こういうときに漢方では気のバランスを元に戻すような処方をすることで、心身の疲れを治療します。

院長 菅原謙三

その他

高齢化社会を迎えた日本ですが、高齢者の方々は年齢と共に複数の病気や症状を抱える場合が少なくありません。
もし1つの病気に1種類の薬が必要とするなら、自然と使う薬の量も増えてきます。
大量の薬を服用することは内臓器官を弱らせるなど、副作用をもたらす可能性も大きくなってきます。
しかし、漢方薬は複数の生薬を組み合わせたもので、1つの薬で複数の症状に効きます。
又、それだけでなく薬の効き方が穏やかなので、高齢者のような体力の低下した方の身体に対して負担が軽いことも重要です。
そういう意味で漢方薬は高齢者の方々に適した薬と言えるでしょう。



院長 菅原謙三

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