放射線科のご案内
放射線器機を利用した診断を行っております。
当院では一般レントゲン撮影、透視装置、X線CT装置(HR-CT)の設備を保有しており、これらの充実した検査器機で皆様の診断を行っております。
放射線科医師挨拶
皆様に納得して頂ける様な診療が出来る様日々努力しております。
診療放射線技師の吉田でございます。当院に入職致しまして、まだ1ヶ月の新参者です。
しかしこれまでもずっとこの仕事をしてきましたのでずいぶん長い間頑張ってきたものだと我ながら驚いておるところです。
そこで過ぎし歳月をちょっと振り返りますとき医療界の進歩、変化は目を見張る様なものがあった様に思います。
私の仕事範囲である放射線科領域におきましてもI.T技術の進歩と相まって機器類の格段の進歩をはじめ、検査技術の進歩、画像作成のレベルアップ等々、諸々の変化がありました。この様な変化は又アナログの時代からデジタル化の時代へと変わり、ネットワーク構築の時代としてとらえる事も出来るかと思います。
これ程までにデジタル化が進んだ今日、病院でもその流れに遅れる事がない様、装置の入れ替え、撮影時の被曝総量の軽減、画像作成の向上、検査時間の短縮等、受診される患者の皆様に納得して頂ける様な診療が出来る様日々努力しておるところであります。
それではこのページを借りまして当院に設置されています装置の紹介、並びに検査時のガイドラインとなる線量を開示させていただきます。
当院に設置されている装置類
フィルムレスにより、現像の時間短縮されました。主に、当院では胸部写真の撮影に使用されます。
一般撮影用カセッテより撮影データサーバーへ送る装置です、SPINE-2サーバーへ画像を転送致します。
平成26年3月より最新のAlexion / Advance Edition16列マルチスライスを導入致しました、最大75%の被ばく低減と高画質を両立する最新技術‘AIDR 3D’で患者様へ安心・安全に撮影致します。
患者様を撮影しました画像データをドクター・専門職が見易いよう加工します。
CR読み取り装置・CTスキャンデータ・エコーの画像データを保存する装置です、膨大な患者様データを蓄積し強力なセキュリティーの基画像を保管致します。
SPINE-2Serverへ蓄積された患者様画像データを検索し閲覧致します。
超音波診断システム、東芝メディカルAplio MX、X線と比べて早期診断に向き、MRIよりも簡便でリアルタイム性に優れます、主に腹部の診断に使用され、撮影しました画像データは、SPINE-2サーバーへ画像を転送致します。
OLYMPUS CLV-260NBI は、人体内部を観察することを目的とした医療機器です。本体に光学系を内蔵し、先端を体内に挿入することによって内部の映像を手元で見ることができます。
SPINE-2Serverへ蓄積されている患者様データを、病棟・リハビリテーション科にてリアルタイムで閲覧可能です。また、訪問医療の現場でipadにて患者様画像を閲覧できます。またVPN接続によりセキュリティーも安心です。
当検査時のガイドラインとなる線量
(一般撮影)(撮影時線量)(mGy)
撮影部位 | 放射線技師会低減目標値 | IAEAガイダンスレベル | 当院測定値 |
胸部(正) | 0.3 | 0.4 | 0.26 |
胸部(側) | 0.8 | 1.5 | 0.43 |
小児胸部 | 0.2 | – | 0.07 |
腹部 | 3 | 10 | 2.7 |
頭部(正) | 3 | 5 | 2.5 |
頭部(側) | 2 | 3 | 1.7 |
頸椎 | 0.9 | – | 0.8 |
胸推(正) | 4 | 7 | 2 |
胸部(側) | 8 | 20 | 3.7 |
腰推(正) | 5 | 10 | 3.5 |
腰推(側) | 15 | 30 | 7.4 |
膝関節 | 0.4 | – | 0.28 |
(透視)(透視時の線量)(mGy)
撮影部位 | 放射線技師会 | 医療法線量限度 | 当院測定値 |
透視 | 150mGy | 50mGy/min | 27mGy/min |
スポット撮影 | 50mGy | – | 0.6mGy/枚 |
■ CT
ヘツカルスキャン、マルチスライススキャンのCT検査は病変摘出能に優れ、身近な検査方法としてその地位を確保していると思われますが、反面医療被曝の増加も懸念されるので、その低減を図る様、努力する事は非常に重要な事であります。しかしCTに関しましては線量測定の作業が遅れ、いまだ済んでおりませんので、ガイドラインとその他の施設資料を参考までに開示致します。
1.ガイドライン
・頭部 65mGy
・腹部 20mGy
他施設
1.頭部 130kv190mas CTDIw 31.74mGy CTDIw 30.03mGy
2.腹部 140kv160mas CTDIw 17.01mGy CTDIw 10.88mGy
3.頭部 130kv80mas CTDIw 7.52mGy CTDIw 4.03mGy
当院
1.頭部 120kv225mas
2.胸部 120kv150mas
3.腹部 120kv105mas